【ジンバブエ】なぜ燃料費が上がったのか
どうも、いしかわです。(いしかわとは?)
トップ画引用:https://www.bbc.com/news/world-africa-46878267
先日、ジンバブエ国内のガソリン、および軽油の価格が世界一になったと書きました。
【ジンバブエ】燃料価格世界一へ【デモで死者】
トップの画像でもわかるように2位の香港に、約1.5倍の差をつけています。
今日はその世界一になった原因を説明したいと思います。
きっかけは政府の発表
前回の記事でも書きましたが、きっかけは2019/1/12の大統領声明です。
「燃料の価格を2倍にする」とトップが言ったのですから、みんな買いに行きますよね。
しかし、元々ジンバブエは石油を輸入に頼っていますから、絶対数は足りないのです。
買えなかった人や価格アップに反対している人がデモを起こしたりしました。
余談ですが、ジンバブエに油田が見つかるかも知れないとニュースもありました。
現在は調査が進められているはずです。
何故値上げしたのか
重要なのはここですよね。
その説明をするためにはジンバブエに再度インフレの波が訪れていることを加味しなければなりません。
現在、ジンバブエでは法定通貨であるUSDに対して現地通貨ボンドノートの価格が急落しています。
本来は1ボンド=1USDですが
現在は2.5〜3ボンド=1USDとなっています。
しかし、インフレを止めたい政府としては別料金を認めるわけにはいきません。
国内のショップに対してボンド支払いとUSD支払いで料金差をつけさせないようにしていました。
そこで悪い人が思いついたのです。
USDをボンドに換金
↓
ガソリンを買う
↓
2.5~3倍の量手に入る
↓
売り払う
一説によれば密輸などで外国へも流出していたようです。
タダでさえ輸入に頼ってるのに、それを安値で輸出されたらたまったもんじゃないですよね。
そこで1/12の発表に至ります。
日本基準だと、短絡的というか、臭いものに蓋というか・・・
しかし、法整備や注意喚起では止まらないのがジンバブエなので、こういう直接的な方法をとったのでしょう。
今後の影響は?
デモとかも起こってるし、当たり前にいい影響はありません。
それどころか、もっと直接的な打撃もあります。
例えば、ジンバブエの輸出商品でメインをはっているのがタバコですが
その刈り取り時期なのに、機械が動かせないため、生産性が著しく落ちています。
最近はアフリカ諸国でデモやテロが発生しているとのニュースをよく見ます。
アフリカに行く予定のある方はくれぐれも気をつけて!
時期変更もありかもしれません。
では!!
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